「メイドインアビス」が凄まじすぎたので全力でお勧めする
最終話までようやくたどり着いた。
感想をいうタイミングとしては遅ればせながらという感じだが、
ちょいと叫ばせてくれ。
メイドインアビスが凄すぎる!!!
この作品については、事前情報は何もなしで、
今年の夏アニメのラインナップで初めて知った。
思えば初めてHPを見た時も傑作の予感はしたんだ。
アマゾンを思わせる雄大な自然を背景に、主人公であるリコとレグが駆け抜ける姿――
それを見た瞬間”突き抜ける何か”があった。
単に絵が好みとかそういうレベルじゃない、感覚に直接訴えかけるような何か。
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当時のHPトップページの画像は下記サイトの「キービジュアル第一弾」を参照
そして放映当日、
「あ、これは間違いない、傑作だ」と確信した。
驚いたのは背景の美しさ。
チベットの山岳地帯のような切り立った断崖と、アビスと呼ばれる”大穴”を昇降するゴンドラ
そして第1話終盤、町の高台から住宅地とアビスを見下ろした絶景。
こんな美しい光景は今まであったか!?
ここでいう「美しい」というのは、もちろん作画の描き込みや色彩もあるんだけど、
中世ヨーロッパ的ファンタジーの世界が大穴「アビス」を中心とした野蛮な自然と見事に融合していたところに心を打たれた。
そしてそれに続く牧歌的なEDもたまらなく良いんだよね。
僕は元来ガチガチなファンタジーは受け付けないタチなんだけど、
久々に引き込まれたファンタジー作品だった。
遡れば、こんな感慨を抱いたのは「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」以来かもしれない。
(今や「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」とか知ってる人いないだろうな、、、)
さて、そんな好印象な出だしと共に新しいエピソードを毎週楽しみにしていたわけだが、
やはりキャラデザについても言及すべきだろう。
ご存知の方は重々承知のことだろうけれども、
わたくしぼんどは、ロリコンである。
そして、ショタコンでもある。
僕が「メイドインアビス」に惹かれた理由に間違いなく含まれているのは、
ロリとショタを堪能できる、その一点に尽きるでしょう。
ぷにぷにでいいじゃないですか。
リコの着替えも見たくなるし、レグの体もまさぐりたくなるじゃないですか。
本当に良かったですね!
で、このかわいいキャラ造形が後の展開を生かす伏線になるわけですが、、、
愉快な冒険譚が一転、後半一気に悲劇の物語へと化すわけです。
一応”お勧めする”というタイトルで書いた手前、
ネタバレがんがんなのは避けたいのですが、
まぁえげつないことになるんです、、、
で、ここで重要になってくるのがリアリティの問題。
リアリティといっても科学的根拠に基づく云々とかそういうのではなく、
その世界の匂いを感じ取れるというべきか、そういうリアリティです。
この作品の魅力として挙げるべきは、
アビス内の異様なリアリティに尽きるでしょう。
主人公のリコはアビスへの憧れの強い女の子で、
アビスの自然環境、生態系にとても詳しい。
彼女は新しい環境に突入する度に自身のアビスにまつわるウンチクを披露するわけだが、
それを探索に役立てる、特に食料の確保や調理で本領を発揮するわけだ。
そして前述の背景の美しさも相まって異様なリアリティが生まれる。
それが地に足ついた、土臭いファンタジーの世界を構築するわけです。
正直、変にふわふわした、単なる宝物目当ての冒険なら僕は飽き飽きしたでしょう。
しかしここまで引き込まれたのにはそのようなリアリティがあったから言う他ありません。
さて、ではメイドインアビスの”えげつない”部分について話を進めていきましょう。
と、言いたいところですが、ここはやっぱり見てのお楽しみとしたいんだよね。
まぁいわば「まどマギ」的な、かわいいキャラ使ってなんてむごいことを!って展開が待っているんです。
むしろ「メイドインアビス」はかわいいキャラデザであったからこそ上手くいった作品なのかもしれない。
これをもっと科学的根拠に基づいた、
「テラフォーマーズ」みたいなヤンジャンにありそうな形式に落とし込むと
ただただ「グロいよね」で終わった可能性もある。
うーむ。
とりあえず原作の漫画があるので、それも読まねばなるまい。
そんなわけで今期のアニメの中で激推しの「メイドインアビス」を紹介した次第です。
これは社会現象になってもおかしくないレベルと言いたい。
興味を持たれた方は是非ともご視聴の程を!